B-plus(ビープラス)のインタビュー申し込み
最初に電話が来たのは1月くらいだったと思います。
「仕事を楽しむためのWebマガジン『ビープラス』の取材でお時間を頂戴できないでしょうか。」
その時は分からなかったのですが、ちょっと検索してみたら、この文言は一言一句同じようです。向こうにとっては挨拶みたいなものなんでしょうね。こちらとしては取材を受けることは宣伝効果もあるため、どのような取材なのか少し聞いてみました。
「サイトを拝見したのですが、薬剤師さんで医療系が得意な税理士というのは珍しいと思います。そういった独自の差別化できるようなお仕事をされている方を探して、インタビューさせていただいております。」
なるほど。そういった意味では当事務所は普通の税理士事務所とは異なっているかもしれません。その電話を受けている時は取材を受けてもいいかなと思っていました。ただ、どのようなサイトかを確認したいのでサイトに関して教えてほしいとお願いしたところ、
「『仕事を楽しむ』と検索したら及川光博さんがインタビューされているサイトが出てくると思います。ちゃんとしたサイトなので見ていただけたら安心していただけるかと。取材日時なのですが、今週の金曜日にそちらに伺えるのですがどうでしょうか?」
まだ取材受けるとは言ってないのですが(笑)
他の日はダメなのかと聞くと、その日しか都合がつかないと言われるし(この時点でちょっと怪しいなと思いました。インタビュー受けたこと何度かありますが、インタビュアーの都合で日時決められたことなんてないし)とりあえずサイトを見て判断したいので、また折り返しこちらからお電話差し上げます。ということで電話は終わりました。
『仕事を楽しむ』というサイトは確かに存在し、個人事業主・企業問わずインタビューしているのも事実のようでした。ただ、サイトのメインは有名人に対するスペシャルインタビューで、経営者インタビューはサイトの端に入口があるだけなので、そのサイトに載ることによる宣伝効果はあまり無いと思われます。税理士を探している人が訪れるようなサイトでもありませんし(笑)
というわけで、電話はせずに(暗にお断りのサインのつもり。相手からアクションがあれば受けてもいいかな?くらい)忘れていました。
取材商法と判明
次に電話が来たのは2月の確定申告で忙しい時でした。
「以前お電話差し上げましたWebマガジン『ビープラス』の〇〇ですが…。医療系の資格を所有している税理士事務所さんという事でインタビューさせていただきたいと思っています。今週の金曜日なのですがお時間はどうでしょうか?」
どうも何も税理士事務所の繁忙期です(笑)この時期は時間が無いという事を伝えると、時間を取れる時はいつかと喰い付いてくる。4月には確定申告が終わって少し余裕が出てくると言うと「では新年度になってからまたお電話します」ということで電話はすぐに終わりました。
この電話によって『ビープラス』のことを思い出して、どういう会社なのか少し調べてみました。そうすると取材商法の被害にあった人の記事が出てきました(笑)私に電話をしてきた人は2月時点では費用について何も言ってなかったのですが、インタビュアーが芸能人で肖像権名目で月9,000円支払うとか。そこまでして取材受けたくないです(笑)
ただ、そのような取材を受けることによって売りにできる人もいるだろうから、完全否定はしません。当事務所には必要ないものだったというだけで。費用かからないなら受けるかと思いますが。
取材商法の内容
そして新年度になって数日の今日、また電話が来ました。
「『ビープラス』の〇〇ですが、以前お話させていただきましたインタビューの件で、今週の金曜日に取材したいと思っています。インタビュアーとしてサンデージャポンにご出演なさっている矢部美穂さんがインタビューします!矢部美穂さんはご存知でしょうか?」
出ました!芸能人インタビュアー。とりあえず取材商法のことなど何も知らない体で話を聞くことにしました。
「取材のお話でしたね。その方は知らないのですが、テレビに出演なさっているという事は有名な方なのでしょうね。ところでお金はかからない物ですよね?」
「はい。取材自体には全くお金は発生しません。ただ、芸能人なので肖像権がありますので、月に9,000円だけいただくことになります。」
「そうすると年に10万ちょっと払うことになりますね(本当は1ページに9,000円なので3ページのインタビュー記事だと30万円になる)当事務所はいろいろな所からインタビューを受けてきましたが、費用が発生したことはなかったのですが…。」
「今回のインタビューは芸能人が来てくれるお祭りのような物と考えていただければと思います。」
「インタビュアーを芸能人以外の方にしていただくことはできませんか?」
「インタビュアーが芸能人であることも今回のインタビューの特徴となっておりますので、それはちょっとできません。」
「なるほど…。当事務所としてはそのようなインタビューは今のところ必要ないと考えます。今回は辞退させていただきます。」
このような感じで取材商法の電話を断りました。まあ芸能人以外でインタビューしたらお金を取ることができませんからね(笑)できないと分かりつつ辞退の理由を作るために聞いてみました。
ビープラスから電話が来る人もいるだろうから、どのようなサイトで何を目的にしているかを書いてみました。とりあえずお金がかかる、9,000円でそれほど高くないと主張する、実際は3~4ページのインタビュー記事になって年30~40万円くらいになる。といった感じですね。
こんにちは、はじめまして。
千葉で行政書士事務所を営んでいるものです。
私もつい1時間ほど前に電話が入りまして、その後調べたらこちらのブログにたどり着きました。
ほぼ同じ内容でビックリしました(笑)
私の場合は矢部美穂さんでした。
私も、「で、お金は掛かるの?」と聞いたところ、「芸能人ですので協賛金が必要です・・・」と、具体的な金額はぼかした回答でした。
怪しいなと思ってたところ矢継ぎ早に「明日どうですか?」ときたので、「明日は急で無理なのでまた近くに来たら連絡して」と言って切って、直ぐに調べたのですが、嫌な予感はビンゴでした。
情報シェアありがとうございました。